隣人たち

 2026.09.06 研究生T
60年代アメリカを舞台にしたサイコスリラー。
隣同士で、息子たちが同じ学校に通い、送り迎えを助け合ったり、誕生日パーティーをしあったりするような仲のいい二つの家族。
片方の息子が不慮の事故で亡くなってから、その関係が変わっていく……。
みたいな感じの話。

主人公が精神的に不安定なところもあって信じてもらえないとか、いかにもな流れでちょっと希望が見えたところでのラスト。
まぁ、期限が決まってしまったら凶行に走ってしまうのもしかたないのかな。
途中までは友人である隣家の妻の行動が、主人公の思い込みなのか、本当に狙ってやってるのかがわからなくて、それはやっちゃいけないよーな主人公の行動にハラハラするんだけど、最後の友人の行動で、あ、そっちなんですね?ってなってからはホラー映画みたいなハラハラになったのが、面白いというか残念というか。
嫌いではないです。
最後の15分のアン・ハサウェイが長身なのもあってめちゃ怖い。体がでかいことはポテンシャルが高い。

最終的に隣人はああいう行動をとったけど、途中までの行動は何が目的なのかわからないんだよね。
事故を止めてくれなかった主人公を恨んでるのか、同じ目に合わせたいと思ってるのか、主人公の息子を自分の息子に重ねて大事にしたいのか奪いたいのか。
冒頭の誕生日プレゼントでもらったネックレスと作中ずっとしてるのとかもなんかわからなくて怖い。壊れたのを一粒ずつ拾って直してまでつけてるし。幸せな日の象徴なのかな?友情の象徴なのかな?そのあとの行動を踏まえると本当にわからなくて怖い。
人は理解できないものに恐怖するというけど、まさにそんなかんじ。
最後はああいう結末になったけど、そのまま平穏に暮らせるとは思わないんだよなぁ。
絶対に隣人は壊れてると思うので。
最終的には不幸な結末になりそう。もちろん映画の内容としてはバッドエンドなんだけど、その先を踏まえてもよくてメリバ。うーんやっぱりバッドエンドだよなぁ。
こういうラスト、ホラーとしてはとても好き。

衣装、めっちゃくちゃおしゃれで素敵なのでそれだけでも楽しめる映画だと思う。パンフレット買えばよかったかも~。

パプリカ 4Kリマスター版

 2026.08.30 研究生T
10年以上前に借りてみたはずなんだけど、内容を全く覚えてなかったので見に行ってきました。
これは内容的に映画館で見たほうがより楽しめる作品だったんですね!笑
登場人物の過去に映画が関係してるので、銀幕を突き破るところとか、有名映画のオマージュとかそういうのを含めて映画館で見るということがまた特別に感じるんですよね。

おもちゃのパレードの描写ぐらいしか覚えてなかったけど、これは何度見てもすごい。
溢れ出て襲い掛かってくる極彩色と物量と、無機質な異様な感じが組み合わさって、きれいなのに怖い。
夢が現実に侵食してきて、歪んでありえない世界になっていくところとか、怖いけどアニメーションって感じの表現でわくわくもする。
ありえない夢の世界なのに、ふわふわではなくてギラついて生々しさを感じなんだよなぁ。
ちょいちょい性的な暗喩というか象徴的というか、そういうのもあるんだよね。これはパーフェクトブルーとかもそうだったね。
氷室の部屋にあるゲイ雑誌を小山内がみつけるとか。妖精姿になったパプリカが飛ぶのを追いかけるシーンでのパンチラとか(しかも異様にずっと映る)。ケータイJKをのぞくカメラ野郎とか、理事長と小山内の関係とか、粉川のパプリカとの関係とか。
パンチラシーンは夢に欲望が反映されてのカメラアングルなのかなぁ……とかは感じたかな。

台詞回しは原作由来なんだけど、何度聞いても意味が分からないけど勢いがあってとても好き笑
島所長のデザインめっちゃ好き。ピンクシャツのちっちゃい初老男性で、目も小っちゃくて、眼鏡をはずすと大きくなるのとか、過度なデフォルメで好き。最初に勢いよくアイキャンフライしていく割に、その後ちゃんと活躍するのとかいいキャラですわぁ……。
時田君の声優が古谷さんなのはどこぞの天パが脳内にちらつくんだよなぁ笑 たぶん狙ってるんだろうけど。

夢が現実に侵食するってどういうことなんだろうね。という突っ込みはしてはいけないんだろうけど、あのあと現実はどうなってるんだろうと思ってしまう。いろんなものに変化しちゃった人間はどうなったんだろうね?

ガーゴイル 4Kレストア版

 2026.08.15 研究生T
ポスター見て面白そうだとおもってろくに調べもせずの鑑賞。
んんんんんん、フランス映画って感じですねぇ(偏見)

100分の映画なんだけど、70分ぐらいは肌色だったんじゃないかな笑
以下ネタバレ含めたあらすじとかなんだけど

ハネムーン旅行でパリに来たブラウン夫妻(夫シェーン、妻ジューン)
シェーンには秘密があって、それは性衝動が激しくなると加害性も激しくなって、相手に嚙みつくてもぐもぐか、いたぶりたくなってしまう。
愛する妻に加害しないために、その衝動の原因となった研究をしていたレオを探すが、勤めていた研究所はやめていた。
コレの妻も、シェーンと同じような衝動に襲われるようになっており、というか、シェーンよりもひどい感じ。冒頭から娼婦のように男を誘って殺しているしね。
明言はされてないけど、過去シェーンはレオの研究に目をつけて、その研究をプッシュして支援した。その研究の仲間にレオの妻のコレもいた。シェーンはたぶんコレと不倫関係にあった……のかな。そして、研究結果を横取りしたっぽい。
シェーンがレオの家を見つけ出して訪ねると、直前家に侵入した男に対して加害した直後のコレと再会する。
コレがシェーンに対して加害性を向けると、シェーンが抵抗してコレを絞め殺してしまう。そして家は炎に包まれ、仕事から帰ってきたレオは茫然とそれを見るしかなかった。
ホテルの部屋に戻ったシェーンは妻と抱き合うが、加害性が向く直前バスルームに籠り、一人でこなす。扉の向こうでは妻がやるせない思いでいる。
部屋を出てパリをさまよったシェーンは、ホテルに泊まった時から気になっていた清掃員の女を襲いかじりついて殺す。
そして、血をシャワーで流していると妻が帰ってきて、帰ろうと言う。妻は流れる血液をみて何かを感じ取ったところで終わり。

ちゅっちゅちゅっちゅしてるシーンが多すぎる!!!!
レオはコレが家から出ないようにしてるのに、コレのベットの下になぜか工具(チェーンソー?)があってドアぶっ壊して逃げたり、近所の悪ガキが入り込んで来たりして、頑張ってるのに報われない……。妻はもう自我がないというか、衝動に従って生きてる感じなんだよなぁ。
清掃員が抵抗して逃げようとしてるのに無理やりされて、さらに噛みつかれて……とかコレのもとに来た悪ガキもなんだけど、痛々しい叫びがね……辛かった……。怖いのは平気なんだけど、痛々しいのは苦手なんですよぉ~~。
シェーンが子犬買ったときは、加害性をそこに向けるのかなと思ったけど、そのままどうやってアメリカに帰るんですかね。というか、国外逃亡だよな。

あらすじ書いたから無駄に長くなってしまった。
なんかふんわりの説明で感じ取れ!!って説明の仕方で、かつそこで終わるの!?って終わり方なのだよなー。同じネタだとしても切り取り方によってはもっと起承転結があるハラハラドキドキのサスペンスになると思うんだけど、こういうものなんですよね。
女性の乳首がきれいでした。以上。

トイ・ストーリー5

 2026.07.18 研究生T
トイ・ストーリー5公開記念で過去作を金ローでみて、まんまと見たくなったので見てきました笑

今回の主人公はジェシー!
前作でウッディから保安官の座を受け継いで、おもちゃたちをまとめてるのも頑張っててかわいい!
お話としては"デバイス"というものでおもちゃはどうなるの?という感じ。
ウッディ、案外近くにいるのね!?とか、バズのモジモジ具合が可愛かったり
ハイテク版バズ軍団と、ジェシーがたどり着いたおうちでのデバイスとのあれこれと、
ボニーの家に残された仲間たちと
三方向で話が進んで、これどうつながるのかな?って楽しんで見れたなぁ。

あと、個人的にリリーパッド(デバイス)のおかげで繋がった"オトモダチ"3人とボニーのやり取りが
もともとダンスクラブで面識があるだろうとはいえ、
誰も彼も連絡先がつながっただけで"オトモダチ"にはなれないし
からかったり馬鹿にしたりするのがみててつらかったなぁ。
あれはデバイス関係なく、ありえるイジメであって、
あれがあるからこそ、そのあとの本当のお友達との出会いが輝くんだろうけど……。
見ていてつらかったよ~。

ちなみに、一番好きなキャラクターはスマーティー・パンツです!
口達者な皮肉屋で、図々しいが憎めない!
ジェシーに踏まれてる()ところがね、好きです笑

花様年華

 2026.05.02 研究生T
1962年の香港を舞台にした、二組の夫婦の片割れの話。
偶然同じ日に隣同士に引っ越した二つの夫婦。いつしかお互いの伴侶が不倫していることに気づく。
慰め合うように過ごし、惹かれ、それでも裏切ることができない。
そのうち周りが感づき始め、二人は……。
という感じの映画でした。

まーーー、言葉にしない、できないけど、空気でお互い惹かれ合っているのはお互いに伝わってて
でも、伝えられないし、伝えないし……とまだるっこしいともいう、この空気感。好きです。
視線とか、セリフの間とか空気感にね、二人の感情が漏れてるんですよねぇ。
まだ続くの?と思いつつも、この空気感をずっと味わっていたいとも思う。そんな映画。

で、この映画はですね、そういう空気感もいいんですけど、まぁおしゃれなんですよ!
ヒロインの衣装がですね、いいんですよ。全編チャイナドレスで、まぁ美しいのなんの。
かわるがわる着てくれる様々なデザインのチャイナドレス!!!!!
襟の高さで強調される首の美しさ、後ろから見たときの背中からお尻にかけてのライン!!!
美しいし、セクシーだし、もうね、ため息ものです。
それを見るだけでも楽しいかも。襟に黒のレースの花があしらわれてるチャイナドレスが一番好き!
最後のほうに出てきた透け感のあるのも素敵だったなー。袖もあったりなかったり、こんなん普段から着てたなら、なんておしゃれな時代なの!!
男性も煙草を吸う姿がね、たまらないですね!
豪快にふかす煙がね。今じゃあんまりみないですからねぇ。
鼻からも煙が出てくるのはちょっと笑ってしまうけど。
髪型とか、レトロな感じ含めて、本当におしゃれで浸りたくなってしまう映画でした。


同時に花様年華2001も上映されていまして。
9分の短い映画なんですけど、話のキレがよくてこっちも好きです。
演じてる男女は、花様年華と同じ人だそう。衣装で雰囲気全然違う!
男女の鼻血が見れて、鼻血好きにはハッピーですよ!!
9分の中の、鮮烈な二人の関係のインパクトとがね、好き。こういう短編大好き

決断するとき

 2026.04.19 研究生T
1985年、アイルランドの小さな町で妻と5人の娘たちと慎ましくも幸せに過ごしている主人公。
ある日、地元の修道院に仕事で訪れたとき、嫌がるのに無理矢理中に入れられる少女を見る。
自らの生い立ちと、見てしまった彼女たちの姿。町において絶大な権力を誇る修道院。
見て見ぬふりをすることが家族の幸せになることはわかっている。
現実の生活と良心の呵責で揺れ悩む主人公が"決断するとき"

って感じの映画でした。

町のモデル、というか修道院の体制は実際にあった"マグダレン洗濯所"というものらしく
軽く調べたけど、宗教的な人権軽視で歴史の闇の部分って感じ。
本人が何も悪くなくても、そこに送られる可能性があるんですよね。
主人公が職場の事務員の女性や、5人の娘たちに対して、あの中にいる彼女たちと違いは?とかこの子たちが送られることになったら?送られるような目にあったら?と悩んでる様子が、セリフにはないけど見つめる眼差しがそれを物語ってるんですよね。
主人公は自分の母親も通常ならそこに送られるような状態だったのを、たまたま母の雇用主だった人の保護で行かずに済んで、衣食住に困らない生活はできた。もしマグダレン洗濯所に母が入っていたら、自分は母とは生活できなかったし(養子に出されてしまう)、そもそも生きてもいなかったかもしれない。たまたま自分は運がよかっただけのことで、そこもまた、中と外の自分の違いを考えてしまうんだろうな。


宗教観に関しては想像するのも難しいし、肌感覚では全くわからないので何とも言えないけど
強大な権力と己の良心の狭間で悩む姿が、BGMの少ない静かな空間と色の少ない画面の重さでひしひしと伝わってくるんだよね。

あと、まったく関係ないけど、5人の娘のお父さんっていうのにね、めちゃくちゃ!グッと!!!きてしまう。
主演のキリアン・アーフィーさんがまた、その、大変よろしいのですよ。ええ。
オッペンハイマーの主演の人なんですね。


映画の原作は小説らしいし、訳版もあるみたいなのでちょっと読んでみたいかも。

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女

 2026.1.30 研究生T
上映初日と翌週に2回見たけど、感想なBR出てから!!!
書くまでに間が空きすぎて、適当なことしか言えないから!!!
とりあえず、ギギの衣装マジおしゃれ。好き。

劇場版 おいしい給食 炎の修学旅行

 2025.11.9 研究生T
珍しくテレビドラマを見ていたシリーズが映画になったと聞いてみてきました。
ミニシアターでみたんだけど、そこでは珍しい小学生のお子さんとかもいたのが印象的。
いつも通り、いやいつも以上に動きのおかしい甘利田 幸男先生。
鍋の前でその動きは危なすぎます。やめてください。いいぞもっとやれ。
そして、とあるシーンで女の先生のスカートいきなり短くなった?と思ってからのスクープ写真!
ほのかな恋愛の味と、なぞの感動。そして終わった時にはなにか食べたくなる映画でした。
帰りにかつ丼食べた。

先生に片思いしてる女子生徒とか、クラスのお調子者の不良君とか、生徒のキャラクターが結構好きなんですよね。同僚の先生の服装とか、女の先生の服装が時代を反映していてものすごく好き。
ピンポンしたり、一緒に温泉はいってたり、スケボーしたり。
次のシリーズも楽しみ。放映まだかなー。

TAROMAN 岡本太郎式特撮活劇

 2025.10.12 研究生T
応援しちゃいけない応援上映で見たきた。
なんか面白いらしい。着ぐるみ特撮。懐かしい感じ。みたいな情報だけを得ていったんだけど
もう出だしから突っ込みどころが多すぎて、これはすごいものを見てしまった!
なんていえばいいんでしょうね。あの不思議な世界観。
水差し男爵が一番好きです。

海がきこえる

 2025.07.05 研究生T
土佐を舞台にした青春映画。スタジオジブリだけど、監督は宮崎駿ではない。
主人公と、主人公の特別な親友と、二年生の二学期に急に転校していた女の子の三角関係の話。
といっても三角関係のドロドロとした感じではなく、基本は主人公と転校生のやりとりになるのかな。
主人公は親友が恋したことを知って、転校生に嫉妬したり。結構流されやすい性格なのかな?でも東京までついてって上げたり、そもそもバイトして修学旅行用のお金を貯めたりしているので現実的な性格でもあるのかも。
ヒロインの転校生は、強気で、したたかで、でもまだ子供っぽいところもあって、わがままで振り回すキャラで、正直主人公と親友がちょっとかわいそうに思えたけど、こういう女の子って魅力的なんだろうなぁ。
私の趣味ではないけど笑。
あと、親友の声優さんが関俊彦さんで、もうそれだけで私は瀕死でした。
出てくること知らなかったから、心づもりがなくて、土佐弁の関さん!!!!ふぁぁぁぁ!!!!!ってなってました笑
転校生以外、みんな土佐弁なのがすごくよかったなぁ。実際の土佐弁とは違うらしいけど、方言好きとしても楽しめたな。

印象的なのは最後のほうの、進学して世界が広がって視点が変わった、みたいなところかな。
清水さん、見た目も、転校生のことをちょっと気にかけてたり、逆にそれで反目したり、なんかとても好きなキャラだったな。

未成年の喫煙・飲酒シーンがあるので、これはもうなかなか見れないなぁと思いつつ、これをシアターで見れたのはとてもよかった。